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アドバイス

・硬水と軟水

まれに水の汚さではなく、水の硬さでお腹を壊す人がいます。僕もそのうちのひとりです。日本の水は軟水ですが、アメリカの水は基本硬水です。ペットボトルに入った軟水を買い続けるのも一つの手ですが、一回硬水に慣れるというのも手です。日本でヨーグルトを食べ続け、アメリカに来て腹痛薬を飲んでから少しずつ水に慣れていけば意外とお腹を壊さなかったりします。ずっと硬水に慣れた後、日本に帰って軟水を飲むとお腹を下す可能性もあるので、注意してくださいね。

・スラング

単語や文法をよく学んでいても、日常生活ではついていけません。スラングを勉強しておくと面白いかもしれません。スラングと聞くと、悪口や汚い言葉を連想してしまいがちですが、日常で使う砕けた表現だと思って大丈夫です。日本語もそうですが、ずっと正しい言語をテスト問題のようにゆっくりはっきり話してくれるわけではありません。勉強だけでなく、日常会話についていくためには、学生がどんな言葉を日常で使っているかを知っておく必要もあると思います。また多くの男子大学生は写真を撮る時にふざけて中指を立てることや、無神経にファックと声に出すことが癖になってしまっている人が多いです。アメリカでは絶対にしないようにしましょう。(日本でもですが…。)

・メンタルドロップについて

 最初の一ヶ月は、ハネムーン期といい、海外生活の目新しさとワクワク感で楽しいと感じるでしょう。しかしその後、疲れや戸惑いなどで精神的にしんどくなる時期が訪れます。海外では、この精神や感情の上下を理解して、コントロールすることが重要です。稀に一回目のメンタルドロップで最後まで気持ちが下がったままの人もでてきてしまうようです。まずは自分が疲れていることを認識することが大事です。この波は何度もきて振れ幅も大きいので、自信を無くすこともありますが、留学の目的と目標を思い出しながらうまく波に乗って頑張ってください。また留学中に今まで聞き取れていた簡単な英語すら聞き取れなくなる時期が必ずおとずれると思います。その理由の一つは脳が回路の再構築を始めているからだそうです。脳が日本語と英語を切り替えようとしているんですね。長ければ一週間前後、早ければ三日で脳も通常運転に戻ります。最初はかなりビックリすると思いますが、気にしすぎなくて大丈夫です。この波が去ったら一段階スキルアップしたんだと思えば、次の波も怖くないです。

 

・呼びやすい名前

外国の人が呼びやすい名前を考えておくといいかもしれません。僕の名前は「Taisei」ですが、「Taisen」や「Teisai」などと名前によってはうまく発音してもらえません。名前の最初の二文字を取ってみたり、全く違うあだ名をつけたり、似たような英語の名前をニックネームとして自分につけたりして自己紹介をすると覚えてもらいやすいです。

・Taisei → sei → say

・Torii → Tommy → Tomなど。

 

・日本のことをどれだけ知っていますか。

 日本人を受け入れてくれる人は特に、みんな日本のことについてものすごく詳しいです。中には日本語が達者で、何回も日本を訪れ、日本のことに詳しい人もいます。そうなった時に、日本のことについて教えられなくなります。何か一つでも詳しいことがあるといいですね。また世界から見ても日本はアニメで有名ですが、日本人の見る日本のアニメと、アメリカ人の見る日本のアニメは若干異なります。アニメをよく見る人でも話が通じなくなるので注意です。

 

 

・話せないと馬鹿にされる。伝え方。

まず最低限の会話ができないと、「六年以上も英語を勉強しているのに、なんで英語を話せないの?」と言われてしまいます。日本人はあまりはっきり言わないうえ、聞き取れなくても誤魔化してしまうことが多いので、相手の投げた質問や話を結果的に無視してしまうことが多いです。

聞き取れなかったら「聞き取れない」「もう少し簡単な単語で」「もう少しはっきり」と熱心に食いついてついていく努力をしないと一気に人間関係も悪くなります。

また話せるようになっても、論理的に話さないと理解してもらえないことが多いです。英語を喋っていても脳が日本人だとなかなか伝わりません。日本語を英語で話そうとせず、言いたいことを明確にかつシンプルに順序だてて伝えることをお勧めします。英語は文法を見て分かる通り、重要なことを真っ先に言います。日本語は過程を重視しています。だから聞き返されることが多いです。

©Taisei Torii MSU留学体験記 ここに掲載されている情報は2018年のものです。 

M​ichigan State University East Lansing, MI 48824

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